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Honda“アースカー”批判を楽しむ批評家

26日(月)に“アースカー”が披露され、あるF1ファンはインターネットの掲示板に「立派なメッセージだが、少々偽善的だと思う」というコメントを残し、また別のファンは「彼らの欲しいものは得たと思う。それは注目だ」と書き込んでいる。
感想はどうであれ、RA107はこれまで同様、化石燃料を燃やすことで二酸化炭素を大気中に排出する。また、F1マシンは通常のロードカーよりも、1km当たり約9倍のCO2を排出するのだ。
他の自動車メーカーと同じように、Honda Racing F1は近ごろ、厳しいCO2排出量削減目標を導入する欧州委員会の計画と闘っていた。環境団体である『European Federation For Transport And Environment(欧州の輸送と環境)』のスポークスマンによると、同チームは「EUが定める燃費基準の達成から程遠い」とのこと。

「(ファンは)環境的なメリットを追うよりも、エンジニアにもっとスピードを追求することに集中してほしいと思うかもしれない」と書き立てた同紙は、オーストラリアGPで優勝するにはRA107では不十分だと認めたバトンのコメントも掲載。
さらに、「(ファンは)チームの経営側が理念を掲げるよりも、もっと緊急なことを考えてほしいと感じているかもしれない。例えば、より多くのレースで優勝するといったことだ」とも報じている。

とりあえず議論になることはいいことだと思う。