川の流れは

踏み出した。「てしまった」ではなく、「した」。
けれど冗談抜きですごく怖かった。
なんでこんなにもおびえているんだろうと自分にびっくりした。
「裏切られるのも、裏切ることになるのももういやだ。」
それが強く強く、自分の抑えてつけていたのかもしれない。

ともかくここのところずっと嘘をついてごまかしていた。

けれど昨日その重しは僕の身体からはずれ、
ほっこりと暖かいものがふわりと降りてきた。