因果
ある程度覚悟はしていた。
予測もしていた。
これは自分がそれまでに行ってきたことの因果なのだろうと思う。
けれどだからこそ、そうならないようにバカみたいにからまわりをしていたんだ。
1年経って、また似たような状況に同じ男のせいでなるかもしれない。
今度はその手を離したくない。
ちゃんと前をみて、乗り越えたい。
それは僕と彼の問題なのだ。
ずっと向き合ってくれなかった彼と、僕の。
本来はそれだけのはずなのだ。
でも今度はきっと大丈夫だよ。
そういう気持ちもある。
それがずたずたに切り裂かれない事をただ、ただ願う。
そしてそのためにできる限りのことをしたいと思う。