グレート・ギャツビー
読了。
前半はよくわからないシーンの連続。
当時のアメリカについての知識がない僕にはついていくのがしんどかった。
中盤は浮かれたパーティのお話。
けれど終盤の手前から、だんだんとそのトーンが変わっていって
僕はそこから先は「早く読みたい」と「読むのが惜しい」がせめぎあっていた。
ニュー・ハンプシャーでリリー・ベリーは最後のフレーズに出会ってしまったが故に
作家になりそして、死んだ。
僕はまだまだ、その文章の良さを十分に理解できていないから
こんなことをいうのはおこがましいけれど、
J・アーヴィングがその場所に「グレート・ギャツビー」のフレーズを配置したかった
理由がなんとなくわかるような気がした。