GOOD BYE LENIN

19年の昏睡から覚めると市場経済 ポーランド男性

グルゼブスキーさんはまた、「昏睡に陥ったとき、商店には茶と酢しかなかったし、肉は配給だった。ガソリンを入手するための長い列が至るところにあった」と、記憶にある旧体制下の状況を語り、「それが今は、人々は携帯電話を手に行き交い、店にはものすごい数の品物があり、目が回りそうだ」と話した。
グルゼブスキーさんの4人の子どもは、昏睡だった間に全員結婚し、11人の孫が誕生している。昏睡中に家族が話しかけてきた記憶がうっすらあるという。

映画のまんまだ!
にしても

男性は、ジャン・グルゼブスキーさん(65)。1988年に事故で昏睡となり、当初は余命2、3年と診断された。
入院中は妻が献身的な看病を続けた。「19年間、床ずれを防ぐため毎時間姿勢を変えるなど、経験豊富な集中治療チームがすることをしてきた」と、医師は夫人を称賛。グルゼブスキーさんも「命を救ってくれたのは妻だ。このことは決して忘れない」と地元テレビに語った。

19年間も介護を続けた奥さんを何よりも尊敬。