ものすごくうるさくてありえないほど近い

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)

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オスカー少年の喪失したものの大きさと抱えていて吐き出せないもの
(それは母やおばあちゃんが大事だからこそ)の大きさにつぶされそうになりながらも立ち向かう様が痛々しかった。
自身もつぶされそうになりながらも息子の苦痛を理解し、包む母の愛に涙しそうになった。
息子も母も互いに大事に思うその事はわかっているのに言葉は暴走し母を傷つけ自らも傷つくオスカー。

さようなら。いつかわかることとはまた別の別離のお話。
http://d.hatena.ne.jp/nenoved/20090510

別れはいつも悲しい。そしてそれを埋めてくれるものなんかないのだ。
へたに9.11の意味とかその出来事の不当や正当性みたいなメッセージを載せなかったのがとてもよかった。