ペンキや

読了

梨木香歩さんの話は僕にとっては洗練されすぎた感があって
逆にそこまで響かないのだけど
(さりとて決して嫌いではないのだけど)
この「絵本」は同じ色のグラデーションでみせるシーンがあり
その淡い変化がいいなぁと思った。

「不世出のペンキやここに眠る」

そうその愛をくれた奥さんにとって見ればその人こそが「不世出」なんだ
だからそれが見えるのは奥さんだけでいい。