リストランテ・パラディーゾ

読了。まぁいいんじゃないの? 母と子の交流。 おじさま好きにはたまらないのでは? イタリア行きたいな。

あやし

読了。宮部みゆきさんの描写はわかりやすくて読みやすい。 そして登場人物のキャラがちゃんと立っててすごいといつも思う。 人物もいくつかタイプにわけれられるとは思うけれど 個性がちゃんとあるからすごい。多分過去とかを語らせるからかな。

広告は私たちに微笑みかける死体

読了。 一応、批判されている事も書いているからいいと思う。 絵がさまざまな形でアートと定義されるようになり 映画も記録映像から娯楽へ、娯楽からアートとして展開していったように 広告もまたアートととして、あるいは広告が予め持つ公共性の裾野をさら…

シュガータイム

読了。多分再読だと思う。静かな青春の一ページ。その人と私は互いに「含まれあっているのです」 か。。。。 「東京から田舎に帰る時の気持ちって、毎回毎回違っている。晴れ晴れと澄み渡っている時、空しいくらい無感情な時、もちろんつらい時もあったわ。…

とーきょーいしいあるき

読了。いしいしんじとしても地域物語としても異質な一冊。 その虚構とも現実ともつかぬ、話のそれぞれは時に本質をつかんでいる様でもあり、 少し捉えそこなっているようにも思えた。

介護入門

読了親戚の家には頭が下がります。 僕は作中の叔母と何も変らないよ。。。

ストレイト・ストーリー

読了身体に悪そうな奇抜な色のドーナツを食べたくなった。

砂漠

読了伊坂さんの話は本当に無駄な伏線がない。 今回ばかりはもう少し無駄な伏線あってもよかったかなと思う。 面白いけれど ちょっと青臭いかなと思ったり。 東堂と西嶋の外見をイメージするとなんだか楽しい。 西嶋はなんとなかうカラスヤサトシに似ている気…

まほろ駅前多田便利軒

読了。読みやすい、ライトノベル。 さくっと読んで、確かに本を読み終えたという充実感を得られる一冊。 読後感もなかなか。

フォト・ジャーナリストの眼

読了。掲載されている写真がいい。 その写真の向こうの少女はきれいに笑う。 だからこそ、その手に持っているものが銃であることが悲しい。どう被写体とむきあうか。そこにあるのはやはり誠実さなのだと思う。

死神の精度

読了。 相変わらず一定のクオリティーは保っている。 最後の話でそことつながるのか!というのが少し感動したので 星四つ。さくさく読めておもしろいー。 よくよく考えると少し赴き深い言葉もあったかかも。

胎児の世界

読了どうにか文字を追い終えたというのが正直なところ。 とはいえ脾臓の発生のくだりには大きく感動した。 胎児の成長には地球の進化の記録が確かに刻まれている。

間取りの手帖

読了 大笑いした物件があったりして 視覚的にかなり楽しい。 イメージができたときとかもすごく楽しい。 わかんないのもたくさんあったけれど とにかく楽しい。

地獄星レミナ

読了 本作ではいわゆる伊藤潤二ワールドの色は薄いような気がする。 けれどテンポよくさくさく進むのでこれはこれで面白い。同時収録の「億万ぽっち」もよい。星といえばHubble Heritage Gallery of Image きれい

文学的商品学

読了比較的まともな文学論。 現代小説をよく分析しているなと思った。 そしてなにより読みやすく、分かり易い。

帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。

読了日記形式のお話。夢のお話がいい。 そしてそこから出来上がる料理が時に想像がついてうらやましくなる。 物語から料理が生まれるなんてなんか素敵。

ツタンカーメン

読了多分人生初山岸涼子テンポがいい。そして丁寧にかいたお墓のレイアウトといい、未盗掘の墓を発掘するという事実をうまい構成で見事な物語にまで仕上げた手腕は見事。

たべるしゃべる

人間の三大欲求の食欲。 そこに「食べる」という行為が介在するからこんなにも相手を近くに感じれるのか と思った。読んでるときすごく幸せだった。

月館の殺人

読了。 筋はとりたててといった感じ。 でも佐々木倫子のどこかスローテンポなボケが相変わらず健在。

三月は深き紅の淵を

読了オムニバス作品。幻の作品とそれにまつわる物語。しかしながらその幻の本の位置づけが作者の都合の良いように話ごとにころっころっと変わっててずるい。まぁまぁ。特に心に残るものはない

夏への扉

読了 SFおとぎ話。猫は良いね。

玄奘西域記

読了 宗教への思い、宗教とはなにか?ということを描いているように思った。 やさしい、けれど甘くはない話しだった。賢いってなんだろう? 人の為になるってなんだろう?

天使

読了 相変わらずWWⅠ前後のヨーロッパの雰囲気を描かせたら見事! としか言いようのない筆致。 内容というより、文体、雰囲気がとてもいい。

現代の戦争被害

読了。 基本的にはそれまで認識していた大筋を補強するための知識を与えてくれた本でした。 冷静に事実を書いている。 と思ったら最後に「終わりに」という章で、筆者が父の話を書いていた。 そこから彼の熱い思いが溢れてきたのを感じた時に少し泣きそうに…

ホテル・ニューハンプシャー

読了 なんというすばらしい作品。 静かに感動に浸り こうして 僕はまた僕に帰ってくる。

幸福な王子

読了 O・ワイルドさんずいぶんシニカルな人ですね。

教祖の文学、不良少年とキリスト

読了 坂口さん頭よいね。でも語り口とか立ち位置みていると今でいう、橋本治見たいな感じなのかしらん? やや冗長な時もあるけれど、 プライドは高そう。 いけないのは、原子バクダンじゃなくて、戦争なんだ。

黄色い本

読了 つげ的「ガロ」的雰囲気を残しつつも、漫画のコマとコマの間に見事な行間を生み出した手腕は見事。 余韻のある静かな余白を感じられる一冊。

19分25秒(引間徹)

再読。 むかしすごく好きだったのだけど、どこら辺がそんなに良かったのだろう。 とはいえ全くつまらないわけじゃなくて、それなりに魅力はあると思うけれど。。。

冷血(カポーティ)

読了。 前半のやや冗長気味な記述には少しげんなりとしたが、それを差しひいても丹念に取材をされた事が伺われる一冊だった。 裁判を行う辺りのくだりがとても興味深かった。 私見ではよく犯罪を(特に猟奇犯罪と呼ばれるものを)行った者が、逮捕された後で…