陰陽師 飛天ノ巻

読了。 初夢枕さん。 読みやすく、キャッチで面白い。 なるほどこれは売れるわけだ。

夜光虫

読んでてちょっとイライラした。 安易に人殺しすぎ。あと、ハードボイルドに「なぁしゃぶってくれよ。」 っていったてその図を想像するとかなりかっこ悪く、笑える。。。ちょっとなぁ。 舞台設定とか興味深いんだけど、、、

暁の歌

読了。藤田和日郎の短編集。 筋の粗は少しあるけれど、伝えたい事が相変わらず熱くていい感じ。 いいねー。

機動戦士ガンダムthe origin 15巻

読了。普通は未完結のは書かないのだけど。。。ミハルのエピソードだったので。カイさん! やっぱあんた好きだよ。

周公旦

読了。 殷周革命時代の周公旦という人のお話。礼というものを唱えしっかりと整備した人。 まだ占いとか呪儀とか卦が普通におこなわれていた時代。礼をもって呪いとし、礼をもって卦とし、礼をもって整備した。 その虚実入り混じる様とこの人の生き様が面白い…

沈黙

読了。 村上春樹の短編。 多分昔読んだ事ある。山田詠美の「風葬の教室」を思い出させる作品。 文壇への批判を描いているようにも見える (とんがり焼きがそうであったように)しかし本当に恐いのは無関心。そして判断を停止することだ。 これは何にでも言え…

東電OL殺人事件

読了。 正直期待はずれ。 結局裁判を経過を追っただけという感じ(それはそれですごいことだと思うけれど) みたかったのは なぜ、東電総合職の管理職と真っ当な職業についていた女性がその様に夜な夜な円山町で売春婦として働いていたのか? その不条理の一…

猛スピードで母は

読了。 これは面白い。 文章が流れるようで。 同時収録の「サイドカーに犬」もなかなかよい。 ノスタルジィをどこか感じさせる作品だった。

魂萌え

読了。 こちらもOUT以来。桐野夏生さん。そういやどちらも映画化されたな。映画化したくなる作家さんなんですかね?結婚ってなんだろう? 歳を重ねていくってナンだろう? 子供って?? って考えさせられる作品。結婚は昔よりもはるかにしたいと思っている今…

永遠の1/2

読了。 こないだなんか現代日本人作家の名前をずらずらと目にする機会があったので、そのリストには名前はなかったけれど久しぶりに読みたくなったので借りてみた。(って「ジャンプ」しか読んだ事ないのだけどさ) というわけで佐藤正午さん。久しぶりです…

地下鉄のザジ

読了。 コレも以前から購入していながら放置していた一冊。 何気なく読み始めたのだけど 以前と違い、その当時のパッリィー(パリです)の雰囲気がリズミカルな文章に乗っかってきてそれが面白かった。いいんじゃないの? フランス語を知っていたら原文で読…

ハーメルンの笛吹き男

読了。 大学生の頃に購入して当時はどうにも読めなくて挫折。 何回か捨てかけもしたけれどなんか気になって捨てられず このたび再チャレンジ。したらすんげぇ面白い。 うひょー 当時の(13世紀位から16.7世紀)の世相、雰囲気が垣間見えれて大層興味深い。 …

広告批評5月号

久しぶりに「ああでもなく、こうでもなく」を読む。軍隊による強制はなかった。というような種種の報道に対してのコメントとしてつまることろ力というものを持っている組織が「指導」なり「要望」をとかを出したとしてもその裏には力がある以上そこには強制…

読了今まで「地獄の季節」「「少年A」14歳の肖像」<高山文彦>「少年A 矯正2500日全記録」<草薙厚子>と読んできたので、加害者ではなく被害者の立場からもと思い、読んでみた。思ったことは被害者ケアというものをもっともっと強く意識しないといけないと…

テニスボーイの憂鬱

読了。 あーバブルが生んだ作品だなぁと思った。 やりたいやりたいが全面に出ててそれはそれでおかしい。 にしても俺は愛人とか作るの無理やわそもそもそんな金がない。 金があったところで面倒だと思うこと必至

伝奇集

読了 作者ボルヘスさんに比べて自分がいかに無教養か良くわかった。 いくつかの話は興味深く、いくつかの話はちんぷんかんぷんだった。

リアル鬼ごっこ

読了。タイトルが一番良かった。

ミスター・ヴァーディゴ

読了。 オースターは素晴らしい。 後半ややはしょっている印象も持つが、しかしそれはその作品のながいエピローグなのだと思う。 師匠が死んだ時点でそれはもう終ったのだ。 しかしその長いエピローグがあるからこそ、この作品は一つの結晶となる。 「何が入…

ラスト・イニング

読了 といっても普段読んでいる漫画のほうではなくて小説。 プロ野球を題材に書かれた小説。95年に書かれた話が今の日本プロ野球の現状とかぶる部分があったのが面白かった。 きっと野球すきなんだろうな。 だからこそ今の腐敗見たいな状況はゆるせないとお…

となり町戦争

読了。 戦争が自分の日常とつながって感じられないけれど、それはつながっているのですよ。 というテーマはすごく興味深いのだけど。。。。だからといって「我々の日常がしらぬまに誰かを殺していることになっている」とまでいわなくてもいいのではないか。…

亡国のイージス

読了。なんかこれもまた「ローレライ」と同じく中途半端な印象。 「半島を出よ」の方がリアル。国の緊急時に自衛隊への明確な指揮をとる体制を国が作れていない。 有事対応へのもろさなんて昔から言われている。 けれどそれをテーマにするのはいいが、それを…

ペンキや

読了梨木香歩さんの話は僕にとっては洗練されすぎた感があって 逆にそこまで響かないのだけど (さりとて決して嫌いではないのだけど) この「絵本」は同じ色のグラデーションでみせるシーンがあり その淡い変化がいいなぁと思った。「不世出のペンキやここ…

ひとかげ

読了。吉本ばななさんが自らの作品「とかげ」を書き直した作品。 どうも僕は最近の吉本さん(海のふたとか)の方が好きみたいで 書き直された「ひとかげ」の方がすいすいと水が大地にしみこむように 入ってきた。話の大枠は変わっていない。 けれどもその印…

昭和歌謡大全集

読了。 面白い! 展開ありえない! と思うのだけど、その展開の移行に違和感があまりない。20代のコミュニケーション不全の男性チーム 対 30代後半の女性チーム「ミドリ会」 の血で血を洗う抗争が今火蓋を切る。でもこの話にそこまで違和感をあまり感じない…

Bolero

読了。ミルリトン探偵団の2作目。 物から始まる話も面白いけれど、クラフト・エヴィング商會の装丁も相変わらず素敵。えっ? 吉田音って架空の存在なの?! これまたクラフト・エヴィング商會なんすか?!だーまーさーれーたー!参考 wiki http://ja.wikipe…

半落ち

読了。 何がそんなに感動なんだろう? 確かによくできた話しだしそれをつなぐ構成として視点のバトンの受け渡しもなかなか。 僕には最後の(僕にとっては)とってつけたように感じる真相よりもそれまでの視点の変化による、それぞれの立場の心中を描いている…

ギャラリー・フェイク

読了。 32巻も出てたなんてびっくり!昔思ったより筋が安易であるように感じました。 けれどアートの世界が身近に感じれるようになる作品だと思います。 これ結構大事。

STAYプラス お手々つないで

読了。わかりますよ。わかりますとも、作者実は男なんじゃないのか? ってくらいわかりますよ。 こんな経験ないけれど わかりますとも。

STAYプリティーFirst Love

読了。 可愛い話。 そして少し重い話。家族の話。全てがきちんと描かれず、描かれなかった部分は読者の想像にゆだねられていた。 絵が以前のより少女漫画してきててちょっととっつきにくくなっていた。

雪屋のロッスさん

読了。いしいしんじはやさしい話だけではない。 すごく悲惨だし残酷な話も出てくる。 そうそれはまるで童話みたいに。そしてかならず報いを受けるんだ。 そのこともまたその静かな文体で描かれるんだ。